ハイパー・ローカル+デリバリーという形

テイクアウト岐阜というウェブサービスを細々と個人で運営しているのですが、そちらで情報を発信するためにも、afterコロナ・postコロナ時代にどのような世の中になるのか、そして飲食業界はどう変わっていくのかといったことを想像しています。

今日は、それらリサーチと想像から出てきたアイデアをご紹介しようと思います。このアイデアは、大手飲食店チェーンさんでは逆にできないような小回りが効く小さな町の飲食店さんが採用されると面白いだろうなというアイデアになっています。

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00391/
https://heapsmag.com/bond-hyper-local-urban-delivery

外出自粛の影響を受けているのは誰?

外出自粛の影響を負担と感じている人はどんな人だろうか考えてみましょう。

単身世帯であればそれほど大きな負担を感じず、外出が自由にできない点を除けば、これまでとほとんど同じような生活を遅れているかもしれません。

子供がいる世帯はどうでしょうか。子供がいる世帯はとても大変です。

子供が保育所や学校に行っている場合、基本的に昼食は給食でまかなわれます。ですので、家庭で昼食を用意する必要がありません。

しかし、外出自粛で学校や保育所がお休みといった際には、昼食を用意しなくてはなりません。今まで普段やらなくてよかったことをやらなくてはならなくなるので、負担に感じる割合は大きいのではないでしょうか。

また、ただ用意するだけではありません。何を食べるか(何なら食べるか)、材料の用意、後片付けなどなど、付随するタスクもあります。

これらから逃れたいと思い、テイクアウトを利用しようという方も少なくないでしょう。

楽をしたい+時短したい+安く済ませたい

上にも書いたように、自炊コストは安くはありません。むしろ、自炊ができることが「豊かだ」と捉える考え方も出てきている最近です。

また、外出自粛の環境下で、自由に外に出ることができない、外食もしにくいという状況の中で、テイクアウトで少しでも楽をしたいと考える方は多いはずです。

楽をしたい

テイクアウトを利用することで、単純に自分で材料を用意し、料理をし、後から付けをすることから解放されたいという方も多いはずです。とにかく楽をしたい。とても大切なことです。

時短したい

しかし、できれば手短に終わらせたい。ちょっと車で15分のところにテイクアウトを取りに行くというのは、ちょっと手間だと考える方もみえるでしょう。往復で30分必要になるわけですからね。できるだけここに時間をかけたくないわけです。かかる時間によっては「自分で作った方が楽だったかも」となってしまいます。

安く済ませたい

それほど高価や豪勢なものを望んでいる人は少ないのかもしれません。たまに豪華なものも食べたいという気持ちはありますが、毎日食べたいかと言われると毎日でなくても良いかなと思います。それよりも、手軽に安く済ませたいと考える人も少なくないでしょう。

Uber Eatsなどのデリバリー業者の利用は?

時短も要素に入ってくると、取りに来てもらう時間も選ばれる要因に入ってきます。すると、自ずとエリアが限定されてきてしまいます。

であれば、配達(デリバリー)をすれば良いのか?

しかし、Uber Eatsをはじめとするデリバリーサービスは手数料が35%くらい取られるので、薄利でテイクアウト事業を行なっている場合には利用できないでしょう。

そうなると、こういったサービスを利用するのではなく、自分たちでデリバリーする(できる)ことを考えます。要するに「出前」です。

しかし、範囲を今までの商圏で考えてしますと、デリバリーにかなりの時間を持って行かれてしまうので、人件費が膨れ上がってしまいます。もしくは、確実に業務を圧迫するでしょう。

ハイパー・ローカル+デリバリーという考え方

そこでアイデアとして出てくるのが「ハイパー・ローカル」という考え方です。読んで字のごとく、めちゃくちゃ狭い範囲のことです。

目安としては、徒歩10分くらい、半径1kmほどで想像してみてください。

その範囲であれば、デリバリーするにもそれほど負担にはならない可能性があります。また、以下のようなメリットがあります。

  • 競合が限られる
  • 近くの方がお客さんになるので広範囲をターゲットにした広告宣伝費は必要ない
  • 近くなので気に入ってもらえればリピート率高め
  • お客さんと顔を合わせて会話ができる
  • SNSやウェブでの情報発信においても、伝わり方が違ってくる(顔を見て話した人が発信している情報という認識になる)
  • 出前システムなので器は後ほど回収(持ってきてくれたら割引券発行でも良い)

価格を抑えた形で商品提供

今後、国民の所得は減り、より高価なものではなく、安価なものを求める傾向が強くなる可能性があります。そうなった場合に、高価な食べ物ではなく、一般的な食べ物を求める流れになるかもしれません。

お寿司セット ¥700ではなく、おにぎりセット(3個)¥300なのかもしれません。

アボカドサラダボーウルではなく、サンドウイッチなのかもしれません。

お店には売りの商品があると思いますが、それをどうにかして売るのではなく、相手の立場になって考えてみると、本当に必要とされている商品がどんなものか見えてくるかもしれません。

「ガス釜で炊いたお米のおにぎり3個セット」が¥300なら、そこそこコンスタントに利用しても良さそうじゃないですか?原価を30%にできれば、販売量にもよりますがハイパー・ローカルに売り込むのは大変ではないでしょうし、面白い取り組みになると思います。

あと、間違いなく喜ばれると思います。

まとめ

このように、商圏を限定して安価な必要とされている商品を提供していく。

  • 「お寿司屋さんが真剣に握ったおにぎり3個セット」
  • 「ケーキ屋さんが本気で作ったサンドウイッチ」
  • 「焼肉屋が死ぬ気で作ったそぼろご飯」

このような感じで、プロの料理人が普通の料理を真剣に作って美味しいものを提供する。話題性もあるし、価格設定を間違えなければいけそうではないでしょうか?