シビックプライド講座 第一回 都市が元気になるために。 – シビックプライドセンターとしてのメディコスの可能性- に参加して

2020年10月18日14時よりみんなの森 ぎふメディアコスモスで開催されました、メディアコスモス主催の「シビックプライド講座」の第一回目に、事前申し込みはできなかったのですが、当日参加という形で参加させていただくことができました。

内容としては、「都市が元気になるために。 -シビックプライドセンターとしてのメディコスの可能性 -」ということで、シビックプライドという言葉を日本に広めた先駆者でもある伊藤香織先生のお話からスタートされました。

https://g-mediacosmos.jp/information/2020/09/post-6532.html

実は、僕自身は第2回目の「ことばとメディアを武器に。-対話の道具箱としてのメディコス-」にパネリストの一人として参加させていただくことになっており、その雰囲気の視察と自身が参加する前の回の内容を全く知らないのもまずいだろうということで、少しだけ拝聴してきました。

(途中で連れてきた子供たちがどうも間が持たなくなり、退席させていただきました)

個人的にお話を聞いていて興味を抱いたコミュニケーションポイントについて、思ったことを記してみようと思います。

コミュニケーションポイントとして出来ることとは

伊藤先生のお話の中に出てきた言葉で「コミュニケーションポイント」というものがありました。

これは言葉で説明すると難しそうですが、文献を参考にすると

市民と都市の接点となるものやことを「コミュニケーションポイント」と呼んで、代表的なものを図のように整理した。

シビックプライドとコミュニケーションポイント

そして、その図がこちらです。

僕が市民団体で活動を行う中で生み出しているものは、このコミュニケーションポイントだったのかぁと合点しました。

Gifu WordPress MeetupもCoderDojo岐阜もWebの学校も、人が集まり交流や学習をする場所になっているのですが、僕たちが生み出しているものはこれなんだな、と。

そして、シビックプライドの動きを加速させるために、僕たちができることは「コミュニティの質を向上させ、露出頻度を高めて、的確に存在を発信すること」かなと思いました。

シビックプライドという言葉はちょっと大きすぎる

志が大きな人にはちょうど良いのかもしれませんが、僕みたいな普通に人間にはシビックプライドという言葉がちょっと重く感じることは否めません。

では、どうやって解釈をすれば、僕みたいな人間でも間違いなく理解し、小さなことでも取り組んでいけるのか。

シビックプライドというのは、簡単に言えば「自分の住んでいる街に誇りや愛着を持つ」ことです。でも、知らない相手や好きでもない相手に愛を抱くことはできるでしょうか?誇りを持って他者に勧めらるでしょうか?

それは難しいですよね。ですので、まずは相手を知らなくてはなりません。

僕は、もっと自分の身近なことを好きになれるコミュニティを作っていくべきだと考えています。急に大きな規模の街や都市を好きになれなんて難し話です。

しかし、それらを細分化した末の小さなコミュニティを好きになることが、結果的に街への誇りや愛着に繋がると思います。

好きなことに取り組めるコミュニティを増やそう

もっと市民が「自分の好きなこと」「自分の興味のあること」に関するコミュニティ形成を素早くできるような仕組みや環境を、行政側が用意してあげることで、より一層コミュニケーションポイントが増え広がると思います。

まずは自分の好きなことに取り組む。そして、同じ興味を持っている人と集まる、会話する、何かを一緒にする。

そういうことで、コミュニティが作られ、人が交流をし、生活が豊かになり、結果的に街に愛着を持つという着地に繋がるのではないでしょうか。